3/21~24に、冬山ファイナル合宿で、鹿島槍に登ってきました。メンバーは、下里、石川、小谷、小林の4人。
今年の岳人1月号で、冬山スタンダード特集として紹介され、知識の少なかった冬山の新人たちは、ヒマラヤ襞の美しい姿に感動し、ここに行きたい!と、夢見るようになりました。2月の赤岳天狗尾根や甲斐駒も、そのステップでした。鹿島槍に登るぞ!と決めてから、2か月。ルートの勉強やら、食料/装備の軽量化やらで、極楽スキー旅でほとんど京都にいない中、慌ただしく過ごし、3月の終わりの目まぐるしく天気が変わる中で、晴天を捕まえ、停滞せずに登れたことは、本当に運が良かったです。
技術的には、アイゼンが最も重要で、急な下りや稜線の長いトラバースで幾度か最中雪を踏み抜き、滑りそうになりました。反省点も盛りだくさんなので、今回は写真にそって概要を紹介します。
詳細な報告書をご希望の方は、メールかコメントに書き込み下さい。
21日は、鹿島山荘に挨拶し計画書を提出、オババの碑あたりで前泊。雪は日陰に残っている程度。
22日は、堰堤の右側からやや整備された急登の道に取り付き1476の支尾根に合流、東尾根を登りきり、途中から強風。白沢天狗尾根と合流する矢沢の頭でブロックを積み、幕営。(6:00発〜14:00着)
23日は、快晴。爺が岳中峰を越え、鹿島槍アタック。(7:00発〜14:45冷池に帰幕)
24日は、下山。爺が岳辺りから黒部側は強風。下りでは行きの急登を下りたくなかったので、1331のピークから下山。携帯電波が入らず鹿島山荘に下山連絡しタクシーをよんでいただく。その日のうちに帰京。(6:20冷池〜12:30下山)
東尾根 強風で小林が手と顔を凍傷。矢沢の頭で湯を沸かし、介抱し治癒。
朝から好天。雲海が黄金色に輝く。テンション最高潮。
矢沢の頭の撤収 昨夜は強風で風上のブロックが崩れたが、さほど積もらず夜の雪かきは不要だった。右が中峰。
ノートラック、いやノートレースの爺へのラッセル。朝から重荷にこたえる。スキーで滑ったら底付きなしのパウダー間違いなし・・・くそー滑りてーー!!上部は雪崩層で緊張。間隔を開ける。
天空への道。これがラッセルの醍醐味。
どんなもんじゃい! 剣、槍、鹿島槍が一望。最高の天気。
どんなもんじゃい!鹿島槍南峰。苦しかった。石川は風邪気味のためテントキーパー。巨大なせっぴ、大自然への畏怖。
モルゲンロードに輝く、ヒマラヤ襞。この景色を見たかった。北峰に天狗尾根が伸びている。次はバリエーションだ!
朝焼けが反射しクラストした雪面にアイゼンをきしませる。
ココロオドル
爺が岳東尾根の下山。下りは登りより断然危険なことを再認識。片足がはまって落ちそうになったこと多数。上部ではロープを1Pfix。
下山後、OB諸兄やコーチからたくさんの助言と激励のメールが入っていた。うきうきと下山報告するとさらに祝福のメール。
『ファイナル合宿成功おめでとう。この先、登山も含め、創造、想像できるということ、経験していることは必ず、自分達の力になる。悩んだ判断、気になることがあれば、各コーチに聞いて自信を高め、修正すればいいんとちゃうかな』(某コーチより。勝手に引用)
皆、お世話になった方ばかり。
感無量。
去年の10月から、冬山経験0の状態からここまで来れて本当によかった。これからは次の世代に教えて、積雪期の登山を続けて欲しい。経験者がいないというのは本当にしんどい。このような思いをするのは今年限りでいい。夏山では得られないものがたくさんある。危険と困難を混同せず、知識や体力、経験で実力をつけ、目いっぱい、山で遊ばせてもらったらいい。(涙)
よーし、次は海外遠征だ!
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