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2012年1月 7日

RocTrip 2012 in Izu ~海金剛,城ヶ崎,城山~

年末年始、12月29日~1月3日にかけて伊豆にクライミングツアーに行きました。クライマーの考えることは大抵皆同じで、冬でも温暖な伊豆半島に各地から集まってきます。さて、今回のツアーの参加者は大藪,菅谷,そして実家にも帰省せず同行してくださった秋山監督の3名です。監督とのクライミングは雪彦以来です。

ツアーの日程は最初の2日は波勝崎の海金剛、大晦日・元旦は城ヶ崎のシーサイドエリア、そしてラスト2日は城山のワイルドボア&チューブロックに行きました。唯一の心配事であった秋山性低気圧の影響も受けず、6日とも天気に恵まれ良いコンディションでクライミングできました。特に、今回のツアーで現役の2人は自己最高グレードを更新し、オンサイト・RPの連続で非常に収穫のあった一週間でした。一方でマルチピッチなどでは、課題や改善すべき点もたくさん見つかりました。

 

<海金剛(29日、30日)>

沼津駅で秋山監督をピックアップし、買い出しを済ませて波勝崎まで車をとばす。着いたのは14時過ぎで、すぐに偵察に向かった。海金剛のスーパーレインは人気ルートだけに取付きもすぐに発見できた。アプローチもしっかりトレースが付いているのだが、監督の突進により少し迷う。雲見オートキャンプ場はビンボークライマーに痛いので、別のキャンプ場に泊めさせてもらった。1ケース仕入れていたのど〇し生が次の日には残り13本・・・ 飲み過ぎを登れない言い訳にするのは、秋山監督の常套手段である。

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海金剛全景

30日、海金剛/スーパーレイン(7ピッチ,5.10ab)登攀。1,2ピッチ:菅谷リード、3~7ピッチ:大藪リード。8時半取付き、2ピッチ目でのルーファイミスもあり、14時半登攀終了とかなり時間を掛けてしまいましたが、一応全ピッチオンサイトということで(笑)。 楽しみにしていた5ピッチ目の先人クラックも、フィンガーがバチ効きであっさり登れてしまい、僕の印象としては全体として割と簡単に感じました。しかし、このスーパーレインというルートは海金剛の弱点を見事に突き、クラックのラインを絶妙に繋いだ素晴しいルートです。

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4ピッチ目、上部のワイド気味のクラックはレイバックで抜ける。 灌木帯が無ければまさにビッグウォール。

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3ピッチ目および5ピッチ目終了点より。 クライミング歴1年足らずの菅谷もよくついてきてくれた。秋山監督はというと、ジャミング技術を持ち合わせていないようで、すべてフェイスムーヴで登ってました。

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5ピッチ目の「先人クラック」。 楽しいくらいナッツがハマる。見た目のインパクトほどしんどくなく、名張でクラックしている者からすればかなり簡単に感じる(名張はどうあがいてもクラックから逃げられないのである)。

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海を臨む。 12月ということを忘れそうである。伊豆半島万歳~!! 5ピッチ目上部は少々脆く、後続パーティーのことも考えれば当然落石厳禁である。

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最終の7ピッチ目。 フォローにギアを渡されるがまま、無駄に大量のフレンズを持って登る。ダサいですね、無駄な装備を持って登る人ほどヘボいって某クライマーも言っていますね。

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上部城塞(終了点)より。 秋山監督には全ピッチにわたりフォローでザックを背負ってもらいました。ありがとうございました m(_ _)m

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60m空中懸垂下降、強風のときはロープが真横に落ちていく?らしい。 こういう時はロープを持ったまま懸垂下降するのが鉄則。 マルチピッチとかアルパインとか、こうしたちょっとしたスキルや気遣いの積み重ねが非常に大事になってくるものです。

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波勝崎からの夕日は日本一だとか 楯ヶ崎の海金剛も素晴らしかったが。

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海金剛のロケーションは最高。冬がまさにベストシーズンです。懸垂下降の後は温泉に浸かり、喉をならしながら地元の旨いもんを喰らうのが正統派クライマーとしての正しい行いであろう。

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こんな時間まで掛かっているようではいけませんね。マルチのスピードアップとルーファイ力が今後の課題です。

 

<城ヶ崎(31日、1日)>

城ヶ崎のシーサイドに移動。ノビこと静岡大学の室伏君と合流して一緒に登りました。のんびり9時くらいに岩場に行くと、すでに先客でいっぱいでした。見覚えのある顔もちらほら。

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どっかぶりの宝庫のシーサイド。 それにしても・・・クライマー多過ぎや!

登ったルート

  • ティンカーベル 5.10b ★  大藪OS
  • タイトボーイ 5.10d ★★  大藪OS
  • 風に吹かれて 5.11a ★★★  大藪OS 菅谷5RP 秋山監督Try
  • 気分は最高 5.10c ★★  大藪Try
  • 海賊フック 5.10b ★  大藪OS 菅谷OS 秋山監督Try
  • トムボーイ 5.10c ★★  大藪OS 
  • ホワイトシャーク 5.11c ★★  大藪2RP
  • サザンクロス 5.12b ★★  大藪Try
  • チェシャネコ 5.10d ★  大藪2RP 菅谷3RP 秋山監督Try

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風に吹かれて(5.11a)  あまり言いたくないけど、実はガバばっかり。城ヶ崎シーサイイドのかぶり入門的存在のルートで順番待ち必須。

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チェシャネコ(5.10d)  最後に一癖あるルート。秋山監督は元日、このルートしかトライしなかったが、結局RPできず。気合の唸り声も海の彼方に消えてゆく。

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ホワイトシャーク(5.11c)  クロスムーブが〝型〟にハマって気持ちイイ。 大晦日にトライした時はホールドを探しきれずヘロヘロだったが、元日の2便目であっさり料理。

城ヶ崎は人気エリアとは言え、すでに掛けられているヌンチャクやひどいチョーク痕など、もはやジムみたいな岩場でした。人気ルートはもちろん順番待ちですが、どれも登る価値のあるルートばかりです。

 

<城山(2日、3日)>

ひと月ほど前にも訪れましたが、やはりここは快適です。ワイルドボアとチューブロックで前回登りたかった課題を登りました。最終日の3日には大藪がドロンパ(5.12a)、菅谷がグレイシー(5.11c)をレッドポイントし、ともに自己最高グレードを更新しました。秋山監督は課題であったミウラー(5.11a)をレッドポイントされていました。そして、ここでも見覚えのある顔、というか城ヶ崎でお会いした方の顔がちらほら。どうでもよいが、ここ城山ではガストで朝食を取るのが一般的なスタイルとして定着しており、ドリンクバーでいろいろ情報交換したりする。

登ったルート

  • レインマン 5.10b ★  大藪OS 菅谷RP 秋山監督2RP
  • グレイシー 5.11c ★  菅谷3RP 秋山監督2RP
  • ミウラー 5.11a ★★  大藪OS 菅谷3RP 秋山監督RP
  • ドロンパ 5.12a ★★★  大藪5RP
  • ストーンフリー 5.10c ★★  菅谷OS
  • レインホール 5.11b ★  大藪Try 菅谷2RP 秋山監督2RP
  • OVERDRIVE 5.11d ★★★★  大藪2RP

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グレイシー(5.11c)  2ピンッ! 初見の場合はストーンフリーをロワーダウンしながら偵察できるが、一発でムーヴを見い出すのはやはり難しい。ムーブを見つけ、3撃の菅谷。

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ミウラー(5.11a) 以前からの課題で、この日一撃RPする秋山監督。このツアーで初めての収穫(というのも、城ヶ崎では何一つRPすらできていなかったから)。

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ドロンパ(5.12a)  ボルダーがずっと続く感じで、最後までレストできない。4ピン目のクリップがかなりキツく、飛ばすことも考えた。2日間、通算5トライ目でRPの大藪。

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我ながらよくがんばりました、今日も温泉が沁みるぜぃ~~

 

このあと大藪は沼津から東大阪まで一人で運転して帰りましたとさ。

 

記事・写真:大藪

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コメント

大藪つよ!
菅谷もつよ!
ってか菅谷、なぜ冬山にいかない!
あ、でも中崎尾根で単にラッセルすることを思うとフリークライミングのほうが楽しいか。

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