記事にするのが大変遅れました。大藪,頼母木,平田(全員3回生)の3名は8月11日から8月12にかけ第5回日中韓学生登山交流会に参加し、一週間韓国に行っていました。他大学からは府立医大のけんじり、中央大学山岳部の大堀,長谷川,丹沢、三重大ワンゲルの大橋君が参加しました。
日本,中国,韓国のクライマーが集まり、交流を深めました。もちろんコミュニケーションは全て英語なので苦労しましたが、文化的なことやクライミングのシステムの日本との違いなどを知ることができ、得るものは大変多かったです。(でもやっぱり英語は大事、勉強しよう。)
それにしても韓国の人は皆強いっ、クライミングもアルコールも。学生のイレブンクライマーもたくさんいました。僕らは毎晩肝臓が限界でした・・・
あと、韓国の学生や山岳会(CAC)役員、サポーターの方たちは皆いい人ばかりで、非常に厚いおもてなしをしてくださり、本当に感謝の一言につきます。
8月11日(0日目)
僕たちは集合前日の夕方に仁川空港に到着、関空の比じゃない広さと人の多さ。この日は近くの焼肉屋に行ったのだが、日本人熱烈歓迎とか書いてるくせに日本語も英語も通じないので、勘で注文。つきだしの多さにびっくり、あと覚悟はしていたもののやっぱり辛い。仁川郊外のホテル泊。
8月12日(1日目)
韓国の学生とたちが仁川空港で出迎えてくれました。去年もこのイベントに参加して1年ぶりに会う人の姿もあった。中国隊は全員同じ中国地質大学の院生で、クライミング専攻科らしい(要するにクライミングばかりしている)。全員揃ったところでバスに乗り、大芚山「デドゥンサン/Daedunsan」のふもとのホテルまで移動。近くの居酒屋のようなところで歓迎会を行いました。明日クライミングするというのに3次会まで・・・

ちなみに本場のマッコリは僕の口にはあまり合わなかったです。
8月13日(2日目) ~大芚山フリークライミング~
ホテルから約1時間のアプローチを経て大芚山のクライミングエリアに到着。5.8から5.11aと取付きやすく、また岩質も硬く高度感のある岩場です。ここでクライミングの講習を受け、英語でのコールの仕方などの説明を受けました。その後で僕は5本くらい登らせてもらいました。

マルチピッチもやらせてもらいましたが、ちゃんとコールが通じるかドキドキしました。上部まで抜けると大芚山のふもとが一望できます。
あとで韓国隊から聞いたのですが、この日彼らは明日のリッジクライミングのパーティー編成のために僕たちのクライミング能力を観察してたんだとか。
この日は韓国のテレビ局、KBS(京都じゃないよ)の取材も来ていました。その時のニュース↓
http://news.kbs.co.kr/news/actions/VodPlayerAction?type=2&cmd=showMP4&vod_info=D%7C10%7C/newsplaza_p1/2011/08/18/340.mp4%7CN%7C%7CF%7C10%7C/newsplaza_p1/2011/08/18/1000k/340.mp4%7CN&news_code=2342049
8月14日(3日目) ~大芚山リッジクライミング~
この日は各々4~5人のパーティーに分かれて大芚山のリッジクライミング。リッジクライミングとは韓国独自に発達したジャンルで、主に険しい岩が露出されている稜線を登る(稜線の上の短くて易しい岸壁区間や岩峰を登る)登攀のことをいう。

リッジクライミングはだいたい左のようなイメージ、こういうのが何ピッチも連続している。右の写真はアイガー北壁2回登攀経験の5.14強者クライマー、Seung Gi君と(彼にはバーグハウスのスポンサーが付いている、すごい)。奥に見える建物はロープウェイの駅。

5.11cのワイドフレア気味のクラックのピッチ(左)とチロリアンブリッジ(右)を登るLifang。懸垂下降して登り返せないような狭くて深い谷にはこのようなワイヤーが張られている。
夕方に激しいスコールに遭い、最終ピッチ途中で敗退してしまったもののこの日は“リッジクライミング”なるものを堪能できた。

そして毎晩のようにこの調子である。頑張れ、おれの肝臓。
8月15日(4日目) ~大芚山トレッキング~
この日は歩いて大芚山の頂上を目指す。韓国でもちょっとした観光地らしく、しかも先述したようにロープウェーもある。なんか御在所みたいだ。鋼鉄製の2つの大きい吊り橋を渡って頂上へ行く。


吊り橋にこんなに乗って大丈夫かな(汗)。右下は日本隊の集合写真。
下山後はバスに乗って再びソウルに向かう。いよいよ明日は仁寿峰だがどうも天気が悪いらしい・・・・・
8月16日(5日目) ~仁寿峰クライミング&アイスクライミング@O2 World ~
予報どおり天気は濃霧のち雨。晴れていれば僕はシュイナードBの左隣のルートを登る予定でしたが、あいにく皆で一番易しいルートを全員で登ることになりました。

レスキュー隊員のLeeさんにリードしてもらう(左)。最後まで学生の監督をして下さった日本山岳会のSawaiさん(右)。Leeさん曰く、韓国でのクライミングの事故に占めるいちばんの原因は飲酒だとか・・・ なぜか納得できる。

雨・・・ 悔やまれる。
NEPAのサイトに仁寿峰のトポがあります。僕たちは結局一番右のルートを登りました。韓国語わかりませんが・・・
http://www.nepa.co.kr/Academy/RockNavigation.aspx?mtcode=mt2&pocode=PO707
下山した後、KOLON SPORTの人口アイスクライミングジム、O2 Worldに行きました。ここは世界最大の室内アイスクライミング場で地下3階、高さは20mもある。ここでデモンストレーションを見せてもらい、初アイスクライミング体験。

デモ(左)とアイスクライミング体験中のYasuto&Taisuke(右)
8月17日(6日目) ~ソウル観光~
ソウルのユースホステルから地下鉄に乗り博物館に連れて行ってもらい、景福宮(ギョンボングン)に行き、参鶏湯をごちそうしてもらい、そのあと山道具屋が立ち並ぶ明洞を散策し、送別会を開いてもらいました。もう本当におもてなしされすぎて申し訳ないくらいでした。

景福宮で伝統衣装を着た人のパレードがありました(左)。日本でいうところの原宿のような繁華街(右)。山道具屋さんではTRANGOなどの韓国製品は安く買えるが、マムートやモンチュラなどブランドメーカーは期待していたほど安くなく、日本と大して変わらなかった。ただ5.10のシューズは異常に安かった。

皆で騒ぐのも今晩で最後、寂しい限りです。
8月18日(7日目) ~帰国~
仁川空港まで見送ってくれました。今までこんなに短く感じる一週間は無かったと思えるほど、楽しく充実した日々でした。

一週間という今思えば短い期間でしたが、韓国,中国の学生と刺激を受け合い、交流を深められたことは非常に有意義なことでした。このようなすばらしい機会を僕たちに下さった日中韓の山岳会にこの場を借りて感謝するとともに、今後も是非ともこの企画が継続して欲しいと願っています。ほんと、良いことしかありません。来年の中国での交流会も是非参加したいものです。
記事・写真:大藪 写真:Wonyoung
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